カテゴリー: 2002tii

  • 2002tii トランク内の錆

    預かってボランティア・レストア中のBMW2002tiiのトランク内の状態
    左側の大きなほう、燃料の送り側とリターン側。
    どうも太いほうが送り側で、細いほうがリターンのようだ。
    右側のほうは、燃料センダー。燃料計に抵抗値を送る役目。
    このあたり、腐食
    そして 見慣れない配線が2本、ボディ下に行ってる。
    アースポイント、状態悪し。こりゃあかん
    燃料蒸散ガス回収のキャニスター容器は
    本来あるべき箇所には無く、適当~に取付けられている。
    スペアタイヤは オリジナルっぽいが
    しかし、タイヤ横について居るはずのオリジナルのジャッキが紛失。→スペアタイヤの意味なし。
    タイヤをフロアに固定するねじ部分も ない。(図の6番)
    車体がバウンドするたびに トランク内でスペアタイヤは踊っていたか
    タイヤ下には防音材らしきものが敷かれ、パリパリになっていた。
    それをはぐるとご覧の通りのサビ地獄だった。
    まぁ 想定内で みんなこうなってるけどね
    あちこちに さびと腐食による穴あき。
    あちこちにリブラインドリベットが見える
    車体下から見る。
    トタン板のようなものを2枚ほど、リベットで止めて、つぎはぎで補修されている。
    なるほど、これは手っ取り早い手法だね^^
    まぁ、ここはボディ強度に関係もないので
    このままでも問題ないんですが
    ワロスでは スペアタイヤの周辺が 新品で出る 300ユーロで7万ぐらいか
    なんなら トランク下部ごとも パーツが出る 600ユーロで10万ほどか
    むしろこの周辺の錆が気になる
    燃料タンク横 周辺
    いーかげんなマフラーハンガー
    やっぱ 排ガスって 金属を錆させるんだなぁ
    タンクをはずしてみた 
    このあたり、リップが腐り落ちているが
    こんなのは鉄板を折ってここに溶接すればいいだけ。
    ボディから出ている配線はなんだろうか?
    こんなん、キャブ仕様の2002にはなかった配線だ。
    トランクの下を見ると 電磁式燃料ポンプと燃料フィルターがあった。
    インジェクション仕様のマルニだからか。
    配線はこれの電源線だったか。
    これはオリジナルの燃料ポンプとは思えないが、
    まぁこれで走っていたらしいから いいだろう。このまま再使用だ。
    ワロスで調べてみたら どうも 一緒なものらしい
    23000円ぐらいで買える
    次回は 取り外した燃料タンクを検分する
  • 2002tii レストア開始、灯火類外し

    正月休みも終わり。
    暖かい布団からエイヤッと起きて
    5時起きで お客さんから預かったBMW2002tiiのボランティア・レストア開始です。
    しゃーんなろー、がんばろー!^^
    まずは灯火類を外していきたいと思います。
    そのためにまずは フロントグリル外し。
    問題なく 外れました
    しかしキドニーグリル上部のねじが錆で固着・・・。さっそくです。
    古い車は パーツを外すときに こういったボルトやナット、ねじ類の固着が問題となります。
    今は体勢がやりづらいので、エンジンを降ろしたあとに 
    からだをエンジンルームに入れて ラジエター側からアクセスして丁寧に外すことに。

    勢いで外そうとすると 別な部分が壊れちゃって 逆に後が大変になるからです。

    ウインカーユニットはプラスねじ2つで外れます。
    ウインカー球の交換のときに オーナーさんでもドライパー1本で外せますから
    球交換などは すぐに路上でもDIYできます。
    トランクにぜひプラスドライバ1本と、ウインカーシングル球の予備を用意しといてください。
    ご多分に漏れず このあたりは 錆びて穴があいてますね。
    鉄板で溶接補修だなあ・・・
    左も同様で、黒いテープで隠されていました。
    マルニのジメジメ・ポイントですよねーここは。
    洗車した後なども、このあたりはとくに水気を取っておいてください
    ウインカーバルブへの接続点。
    ここが錆や腐食で接触不良となり、ウインカーが点灯しなくなることがあるから
    このあたりはしっかり錆取りし 接点復活処理をする。
    ヘッドライトユニットを外していきます
    4つのねじに浸透性潤滑剤打ち。こういう狭いところには ミニタイプのCRC556がいい。
    ヘッドライトユニットの奥、下の方に見えるゴミ溜まりが
    いわゆる 「マルニの奈落の底」 (自分がそういってるだけ)
    いろいろ溜まって 朽ちてます。
    「カリオストロの城」の ルパンととっつあんが落ちた 地下みたいなもんか。(笑)
    貼り付いてたのをはがすように 取り外し
    この程度の錆なら サビキラーによる錆転換処理で済みそう。
    ヘッドライトはオーナーさんの要望により長寿命のLEDバルブにするつもり。
    これらもリフレッシュメンテするまで しばらくは保管です。
    1年後ぐらいか??
    リアに移ります。
    後期型の角テールライトユニット外し
    レンズを外しました
    防水パッキンなどは 全部交換しなきゃだめです。、
    また エプトシーラーを使うことになるでしょう。^^
    必ず熱で焦げてる、ココね。ブレーキランプの上部。
    ここも補修のうえ、長寿命なLEDバルブ化します。
    エンブレム外し 裏から3つの留め具を外すだけですが、2つしかなかった。
    リアの1本モール外し
    リアパネルのあたりに ひどい錆の発生がないから いいね。
    トランクのキーシリンダー外し。
    ロックスリーブを回して外し、キーシリンダーを抜きます。
    キーシリンダーは鍵付きの新品に交換予定。
    トランクのロックや、リフレクタなど、こまごまと外します。
    トランクのボードなど。
    ここは表面を きれいに張り替えたいですね。
    明日はトランク内、タンクなど、燃料系統を外します。
  • 2002tii WURリペアキット注文

    2002Tiiのかなめ、ク―ゲルフィッシャー製のインジェクションポンプです。
    ここに Warm Up Regulator (ウォームアップレギュレータ) というデバイスがくっついている。
    略してWUR と呼ばれている。
    冷間時の始動をスムーズにするための、燃料とエアの一時的な増量装置らしい。
    キャブ車で言えば、チョーク機構みたいなものか。
    エンジン始動後の水温上昇によって、WURの中に仕込まれたワックスが膨張し、ロッドが徐々に突き出し、インジェクションポンプのレバーを10㎜ほど押す役目を持っている。
    このレバーの押し具合によって 燃料噴射量が変化するものらしい。
    エンジンが温まったら WURはレバーを押し切った状態を保持し
    燃調も冷間時の増量状態から、通常の適正な状態へと移行する。
    古くなった2002Tiiでは、
    このWURのロッドがうまく動作しない事例が多いようだ。
    下の左右についているパイプはクーラントの通路で、
    この最下部にワックスピストン(Wax Actuator)が仕込まれている。
    右側に突き出た長いパイプはエア用で、インマニにつながっているらしい。
    ワックスの膨張でロッドが動くと、
    ポンプからのガソリンの噴射量と二次エアの量をバランスよく変化させていく装置のようだ。
    正常かどうかのチェック方法は WURデバイスをお湯につけてロッドの突き出し量をチェックするらしい。
    ロッド突き出し量(extentsion)グラフ (参考)
    いかにも経年劣化で壊れそうなこのデバイスだが、
    アメリカのBMW2002FAQのサイトでは
    ストア商品として このWURリペアキットなるものがネット販売されている。
    素晴らしいね~~  
    ワロスではこれは売ってないよ
    2002ファンが商品として開発したものらしい
    キットの中身は ワックスピストン(Wax Actuator)、シール用のオーリング、それに分解/組付け用の専用工具にインストラクション。
    自分でWURを分解して Wax Actuatorを交換しなさいというわけだ。
    左が新品、右が50年経過した古いもの。(固着してる)
    WURに仕込まれているワックスピストンは非分解式なので 新品を求めるしかない
    レストアするこの際、新品に交換しておくべきパーツだ。
    ということで早速注文。
    125ドル。支払いはペイパルで。2万円しないぐらいか。
    う~ん どうせなら さらに50年先を見越して 
    あるうちに予備も含めて合計2個買っておきゃよかったかな。
    ちゃんと米国から出荷されました。
    WURのリビルドと組付け、調整方法も 詳しく書かれている。
    ありがたいね~
    2002年に立ち上がった2002FAQのサイトは かなりの知識が蓄積されているので 非常に助かる。
    技術的情報でかではなく 日々の世界中の2002オーナーからのブログ記事もあるので
    見てるだけでも楽しいし勉強になりますね。

  • 2002tii レストア計画考案中

    2024年 令和6年
    新年あけましておめでとうございます。
    今年は怪我なく無理なくレストアできればと思っております。
    素人系DIYのBMW2002レストア日記ですが
    どうぞよろしくお願いいたします。
    さて今年は昨年6月に預かったBMW2002Tiiのフルレストアの年です。
    オーナーさんには最大2年預かりと言ってあるので
    2025年の6月の完成を目指します。
    1年半、18か月で果たしてできるか?
    状況を見極めながら無駄がないようにやっていきたいと思います。
    ボディカラーは現状、サハラベージュ。
    オーナーさんの希望により 2023夏までレストアしていた2002Aと同色の
    アイボリーホワイト(にしやんアイボリーNo..11)に全塗装します。
    あたたかみのある アイボリーですね。
    エンジンは現状 ちゃんとかかります。
    はじめてのインジェクション・モデルをさわります。
    これまでのキャブ仕様のマルニとは エンジンの勝手が違うので
    ちょっとドキドキです。
    ただし、インジェクションの燃調がうまくいっていないようで
    マフラーからやや煤の混じった黒い排気ガスが出ています。
    ばらす前に一度エンジンをかけて調整を試みましたが うまくいかなかったです。
    ホースやエンジンブロックからの水漏れもあり
    そこで調整をやめました
    Tiiの心臓部、このクーゲルフィッシャー製のインジェクションポンプを このさい
    オーバーホールしなければならないでしょう。
    幸い、地元 富山県に こういった燃料噴射ポンプを専門に修理している小さな会社があります。
    全国からディーゼルエンジンの燃料噴射ポンプが集まるところで、ノウハウもあります。
    前に 友人の紹介で訪問した際、マルニの燃料噴射ポンプも何台かやったことがある
    とのことでしたので安心しています。
    素人のにしやんはこれには手を出さず、まるっと専門店に修理に出すことになるでしょう。
    修理費はそれなりにかかると思いますが 
    今後 このインジェクションモデルのマルニに長く乗るためには要といえる部分であり、
    絶対に必要な整備費用だと思います。



    ほかのエンジンオーバーホールなどは 当方でやります。
    親子メタルの状態、カムシャフト、動弁機構、シリンダー、ピストンの状態などをみて
    予算を勘案しながら
    どの程度までOHしなければならないか見極めます。


    エンジンブロックのウォータージャケット内は けっこう錆があると思っているので
    中の錆取りにまた 苦労しそうです。
    また、「めくらぶた」も画像のとおりなので これは打ち換え必要です。


    点火系は今のポイント式からセミ・トランジスタ化し、アップグレードする予定。


    ラジエターとヒーターコアは今後のためにも ラジエター専門店で洗浄して加圧テストもらいます。
    この色から、冷却系にはけっこう錆が回っているなと判断しています。
    ですからホースも全とっかえです


    右上に見えるオルタネータは すでにMAX95A発生タイプのハイパワー・オルタネータを6万円で購入済み。(純正は45A) 電動エアコンを取り付けるために絶対必要なものです。

    前回の丸テールのレストアで 電動クーラーの勘所をつかみましたので
    今回もこの位置に電動コンプを取り付けることになるでしょう。
    もちろん よく効く暖房のためにも
     ヒーターボックスはいつものとおりオーバーホールします。
    ヒーターコアはラジエター屋で洗浄とテスト。
    内装については 
    メーターの照明LED化。
    ダッシュボードのひび割れは どうにも直せないので 全体にがばっとかけるカバーも海外で売られていますが予算も限られているので このままかな。
    きれいにしたいという要望の場合は なんかテを考えないといけません。
    ハンドルは今はメーカー不明品がついてますが
    完成したらオーナーさんには 今後きれいなナルディクラシックとかに交換してもらいましょう。
    センターコンソールも 手を入れる必要あり。
    センターにクーラー室内機を持ってくるかどうかオーナーさんと話して決めて
    オーディオ等のレイアウトを決めます。
    内装は、ネイビーブルー系に変更したいとのこと
    これをブルーの新品パネルに交換するか(イーベイで左右で5万ぐらい)
    はたまた 再利用するなら 青く塗るか しなければなりません。
    リアのほうも 同様に ネイビーブルー化を検討。
    染めQでスプレーするのが一番安く 手っ取り早いが・・・
    張り替えする技術 覚えたいな
    排気系マフラーは アウトなので 全交換します。
    すでに新品を一式買ってあります。
    4速マニュアルトランスミッションは今のところ、オーバーホールする予定はなし。
    ただし、これも試乗してからの話で、ミッションのかじりや異音がないことを祈る。
    ただ、ミッションオイル、前後オイルシールやクラッチ板(厚み点検の上)、レリーズベアリング等の交換ぐらいは 予算を見て 実施しておいたほうがいいと思う。
    駆動系。
    デフのサイドからオイル漏れが激しいですね。
    異音の発生が無ければ、デフマウントブッシュとオイルシール、デフオイルの交換だけにとどめたいが。
    ドライブシャフトもブーツを替え、中のグリスを交換する。
    もちろんプロペラシャフトのセンターベアリングも新品に替える。
    このままでも 汚れの清掃だけで、 走ることは 走るんですがね。
    ボディ下回りに行きます。
    ごらんのように 下回りの錆がけっこう来ています・・・
    これはやばい
    できればカーベキューにして フロア下の板金溶接を
    しっかりやらねばならないでしょう。そういうことから 手がかかります
                 (にしやんのマルニの板金修理中の画像 2007年時)
    トランク下も激しい錆 でてます
    タンク内の錆取りと防錆コーティングも行いまして
    タンク周辺のボディ側の錆もひどいので 板金も必要そうだ。
    もちろん フロントアクスル、リアアクスルのブッシュのうち替え、
    ボールジョイントの交換、ブレーキのOHも行い、パッドを交換する。
    ショックは全部交換するつもり。
    ブレーキは万全を期して、キャリパーのOH、ブレーキパイプの全交換、
    それと、マスターシリンダーの交換をしたい。止まること、大事ですからね。
    現状こんな感じです。
    まずは休み明けから
    ・シート類、天井、センターコンソール、メーターまわり等の内装品の取り外し
    ・ボンネット、左右ドア、トランクフード、ホイール外し
    ・マフラー取り外し
    ・エンジン、ミッション、駆動系取り外し
    ・前後アクスルキャリア取り外し
    ・ブレーキライン取り外し
    もちろん 配線も外さねばなりません^^:
    ・・・とボディのみのノドンガラ状態にしていき、カーべキューを組んで1月は終わりかな
    2~4月板金防錆
    4~6月 塗装
    梅雨前にボディ関連 終わりたい
  • 2002tii ナンバー灯のステー

    フルレストアで預かっている2002tii
    夏からこまごまとパーツ集めしとります。
    ナンバープレートのステーに注目
    ナンバーを照らすライトユニット。
    黒い樹脂製で なんか 違和感あるんだよね~
    クロームメッキされてれば なんかまた違ってくるとは思うんだけども。
    そこでヤフオクでラウンド型のステーをゲット
    スタンレー製のナンバー灯セットです 
    これが探してもないんだわ、今。
    ナンバープレート固定のステーなんかは
    溶接でどれだけでも製作できるんですがね。
    この違いです。
    やっぱ違いますね 引き締まるというか。
    ちょっとここは手を入れなきゃですが・・・
    2002tiiの本格的レストア開始は
    いまやってる丸テールを納車してからになりますので
    12月からといったところでしょうか。
    もうちょっと 待っててね!
  • 2002tii ハイパワーオルタネーター到着

    アメリカ カリフォルニアから届きました。
    2002tii用の ハイパワーオルタネータ。
    85Aの発電をします。(ノーマルは45A)
    これだけの発電量があれば
    電動クーラー化も楽勝だろう。
    配線はB+とD+の二つだけ。
    あと、本体ボディとエンジンブロックを4sqラインで結線してアースとること。
    ということで配線は3つになる。
    発電を14V程度に制御してくれる ボルテージレギュレータもついて居ます。
    tii用は ここの長さが長くて 70ミリもある
    右肩の 長いところね
    キャブの2002用では ここの部分が短いです
    全体に損傷もなく 大丈夫でした。
    イーベイで 購入いたしました。 トータル65000円。
    いろいろ電装品も取り付けに余裕があるし
    レストア後も長く乗るのであろうし
    オルタは最初から さくっと新品に、かつハイパワー化しちゃいましょ。
  • BMW2002tii クーラー取付の計画

    9月になっても まだまだあついですね~~
    さて レストア開始したBMW2002tiiは クーラーを取り付けてほしいとのオーナーさんからの要望。
    現在、矢印の部分、まるっと空間があいており、コンプレッサーがついて居ないのがわかる。
    クーラーをつける際に問題になるのが
    クランクシャフト・プーリーの形状である。
    クーラーコンプレッサーを駆動するためのベルト溝があるか?なのだが。
    ・・・ない。 
    本来、クーラーのついたtiiのエンジン フロント側は こうなるはずだ
    コグドベルトの横に コンプ用の溝が来るわけだが
    矢印の黒いカバーのかかった部分は、インジェクションポンプ用のコグドベルトが
    掛かっている。大事なベルトなので カバーしてあるのだ。
    それに、よく見ると、なんか、コンプ用のベルトの幅があるかどうか 不安になる。
    ワロスで売っているプーリーはこういうものだ。
    刻みの入った部分が インジェクションポンプ用のコグドベルトがかかる。
    でもクーラーコンプ用のVべルトの溝がないのだ。
    クーラーつけるには これが必要なの!
    左がコンプ用溝のあるプーリー。右がないプーリーの例。この違い。
    買えばいいじゃんと思うだろうが、これが、どこにも無いのだ!
    ヤフオク!には無い。
    イーベイでなんとか1個見つけた!
    ・・が、送料を入れると1個11万!たっけ!
    もしこれを買うとする。
    AC溝つきプーリー 11万
    クーラーセット一式 5.5万(ヤフオク!)
    コンプのブラケット製作 1万(材料費のみ、工賃計算に入れず)
    雑材(リレーや配線等)1万
    材料費だけで 合計で17.5万だ。
    う~む・・・
    機械加工やさん現状のプーリーに、コンプ溝をワンオフ加工で
    つけてもらうということもできなくはないが。。。加工賃 安くはないだろうな・・・
    5~6万は最低でもかかりそうだ。
    インジェクション・モデル、2002tiiの試練 その1か・・・
    うちで在庫で持ってる 汎用クーラーセット 5.5万
    このコンプを使うには 溝付きプーリーとブラケット製作が必要ということ。
    改めてこのあたりをよく観察すると
    コンプ用のベルを溝をつける余裕がないような気がする・・
    それに 出荷時に回転バランスを取ってあるクランクシャフトプーリーに
    新たにプーリを追加溶接などして 回転バランス崩したくないというのもある。
    よーし こうなったら。
    今回 2002tiiのクーラーは
    最近普及してきた 電動コンプレッサーで 行ってみようか!!
    これまでのエンジンのベルト駆動だったコンプレッサー
    電気モーターで動くコンプレッサーにするのだ
    概略図は こんな感じだ
    ただし、この12Vコンプレッサーを動かすのに
    大電流が50~60A程度の大電流が必要になるらしい。
    バッテリも大きめにした方がいいだろう
    マルニオリジナルのオルタネータ―は45A容量なので これでは
    電動コンプ装着しても すぐバッテリアガリしちゃうだろう
    それに、このオルタ、よく見ると tii用のオルタじゃない!
    赤矢印の部分を見れば形状違うことがわかる。
    結果、オルタが斜めに取りついてしまって 最悪。

    本来のtii用オルタは、エンジン側の取付ステーに
    ぴったりはまるようになっていないといけない。
    まぁ この疲れ切ったオルタは今回交換するつもりではいたので
    イーベイで、tii専用のハイパワー85Aオルタネータ、注文しました。
    オリジナルの、倍以上の発電量になります。
    このショップからは、前回の2002Aのハイパワー95Aオルタも買いました。
    ほうほう テストベンチでは 95Amps出てたとな!
    これなら電動コンプも50-60Aで回せて ほかの電装品にも25-35Aは回せるだろう。
    電動クーラー、ヘッドライト(LED化で省電力にする)、ワイパー、カーステ、ドラレコ、ホーン・・・
    同時使用 じゅうぶんできるだろう。
    ペイパルで支払い。送料込み、7万5589円。到着は9月24日ごろまで。
    そして、ヤフオクで 電動コンプレッサーのークーラーキットも購入。
    8万6800円。(市場では20万クラスのものもありますが、欠品中でした)


    85Aハイパワーオルタ 7万5589円
    電動コンプクーラーキット 86800円
    雑材 1万
    オルタもハイパワーの新品に交換出来るという大きな特もついて、
    合計で17万ぐらいのほぼ同額に収まった。
    ほかに電動コンプにするといいことがいくつか。
    ①ベルト駆動じゃないから エンジンのパワーの一部がコンプに持っていかれない。
    ②エンジンに負荷をかけないから アイドルアップ装置を作らなくても良い。
    ③たいへんめんどうなコンプのブラケットをワンオフ製作しなくてよい。(ボディ側に取り付けるだけ。)とても時間と労力の節約になるのである。
    ④冷却水ホースとコンプとの接触を気にしないでよくなる
    などなど
    だいいち、2002tiiの場合、プーリのコンプ用の溝のことなんか 気にしないで良くなるのがありがたい。

    最近では電動コンプも普及してきており
    旧車に電動コンプクーラーキットを装着しているコンテンツも
    WEBのあちこちで見られる。
    マルニの電動コンプ化のコンテンツはまだ見ないので、
    ここはまた、新しいことに チャレンジ精神で ここでやってみる。
    電動だからコンプの設置場所を選ばないが、(トランク内に設置することも可能)
    コンデンサはやはり 良く冷えるフロントに持ってきたいので
    電動コンプの取付場所は 空間の開いた このあたりにしよう。
    ボディ側に適当にステ―でもつけて ブッシュを介して
    ボルトオンすればいいだろう。
    出っ張ってる さびだらけの腐ったタコ足エキマニは捨てて
    ノーマルのエキマニに変更することで 遮熱対策を行い
    多分電動コンプはかなりの熱を持つはずなので ファンで冷却装置でも作ってやろう。
    ずっと懸念だった クランクシャフト・プーリーの溝問題も解決したし
    またこれはこれで 取付が 楽しみである。
    後記:
    イーベイでも同様な商品が出ていた
    しかしこれのコンデンサーはいいのだが、この大きさはマルニは収まらないのだ・・・
    配線
    スペック表では
    電源はDC12Vで 33~60Aが必要とのころ。
    792Wだからオルタで14V発電していればコンプだけで57Aぐらい使用か。
    余裕を見て 80A以上のオルタは必要だろう
    上記スペックのコンプのDimensionの単位は inchではなくcmの間違いだろう
    コンプ裏の配線接続先 難しいことはない
    低圧側の接続 
    高圧側の接続 
    これらの画像を参考に 
    このスペースへの設置レイアウトを考えておく
  • BMW2002tii リアマフラー外し

    2002tiiのほう レストワ 開始です。
    リアマフラー外しから。
    現状、センター出しのマフラーが ボディにガッツンあたって へこましていますね。
    最悪な取付方法です。
    とってもうるさいマフラー・・・ご近所迷惑なだけです はい
    にしやんは うるさいだけのカッコつけマフラーって、ガキっぽくて 大嫌いなのよ。
    ワロスで新品を求めました。
    最近これ、高くなってるわ~
    マフラーハンガ。
    100歩譲って ここはまだ良しとしても

    もう一つのハンガは 錆びて もげてしまって ありませーん
    ここにハンガー つけなきゃな~
    ハンガーがないもんだから、こういった訳の分からん取付方法になる
    しかもデフオイル、マフラーにかかっとるし・・・。
    まずはトッテツケのマフラーハンガーを除去。
    見たくもないので すぐブラックホールに捨てた。
    外したマフラー。いったい何のマフラーを流用したのか知らんが・・・
    知りたくもないけど
    純正マフラーを接続してみたら
    配管の曲がりが独特で、純正品がはまるべき位置につかない。
    こんな風にやや右向寄りに付いちゃう。
    まぁ、サビサビのセンターマフラーも、ダウンパイプも、エキマニもぜーんぶはずして捨てて
    全部一式、新品か 状態のいいものに交換しますが。
    え~
    取り外し中心のレストア前半は、キタナイ部分が多いので
    勢い、言葉も汚くキツくなりますが どうがご容赦を。
    現オーナーさんを責めているわけじゃない。
    その前の こんな風にした しっちゃかめっちゃかなオーナーを 責めている.
    6年前に乗っていたS202 C200ワゴンのことでも思い出して 気分を落ち着かせよう。
    最近ではヤフオクでも なかなかW202 S202は見なくなったねぇ
    いい車だったのよこれが
  • BMW2002tii レストア前現状3

    インジェクションモデルのtiiのほう。
    レストア前のチェック、内装を中心に。
    内装。
    ウッドステアリング。
    きれいなナルディか、純正のステアリングに変更したい。
    ここはオーナーさんと相談の上。
    シートはオーナーさんが交換済み。
    ヘッドレスト ないけど・・・
    室内は シートにあわせ ネイビーブルーに統一する予定
    3点式シーベルトはいいんですが、当時もののキャッチ部分で。
    これね~。にしやんのマルニにも ついていたなぁ~
    三角窓はちゃんと動くし シールも大丈夫 問題なし
    なんか今回、ドアパネルの一部にも ウッドをあしらってみたいなぁ
    オリジナルのベージュ内装色
    年季は入ってます
    4人乗車なしないのでしょうが、 
    ちょっと張りがないのと薄汚れ感が目立つ。
    リアクーラーらしき 吹き出し口が。トランクには何もありません。
    ドア下はまぁ どの車も同じですね。でも大きな錆穴とかはなし
    フロアカーペットが無いのですよ。
    いまヤフオクでマルニのフロアカーペットが珍しく出てるけど
    あんなん 買うか~??どうすっかな
    やっぱり新調カーペットで作ってしまうのが 自分流だ
    天井はまぁまぁと思いきや、2か所ほど 裂けている箇所あり。
    外して 裏から何とか補修できるかな
    ペダルボックス。
    ちょっとクラッチが重ため。
    クラッチレリーズは交換し、スプリング調整しよ。
    開けてみて。
    まぁ~・・・こんなもんでしょ いつもじめじめしてるところですからね~
    換気装置でもつくったるか?
    このメーターも LED化して キレイにしちゃる~~!
    ここにクーラーを持ってきてと。それともグローブボックス下に?
    ここもまたオーナーさんと相談。
    4速ミッションには 問題なし。
    おっとここにも錆が。
    磨けば取れるレベルか・・・??ダメならシルバーで塗装する。
  • BMW2002tii レストア前現状2

    お盆休みを終えてそろそろかかるか。
    でもまだ 暑~~い!!
    まずはボディの具合をチェック。
    ボンネットは問題なし
    モールは全体にくすみ、つぶれ
    綺麗にしてほしいというオーナーさんの要望なので
    全交換となる。
    サイドにへこみ
    ドアにも
    このような具合
    ドアあけたときに あてたか
    サイドモールがとれちゃった
    左フェンダーが なんか変・・・
    ちょっと引っ張ってやる必要ありかも
    右側は 大きな問題なさそう
    トランク
    板金の必要なし
    リアフェンダ―
    リアにも大きな問題なし 小さい錆程度
    マフラー周辺のさび
    どうせマフラーは純正に交換するので。