昨日リアスピーカー取付で課題となった
蒸散ガス液化タンクの取り付けを行うため、ステーを制作する。
このようなものを制作
こういうのつくるの、好きよな~(笑)
タンクに取り付けて
そのまま、差し込むだけ~。
どこにも 干渉しない。
本来はもっと10㎝ほど奥に取り付けられていて
トランクを開けてもなかなか見えない液化タンクだが
これでも全然問題ないだろう。
あえて容器を90度回転させて設置し、ホース接続をわざと見せているところがミソ。
このほうが ホースの劣化チェックや交換時など、のちのちメンテしやすいのだ。
オーナーさんに引き渡したあとでも修理やメンテ時は必要になる。
のちのちの事も考えて、洞察力フル回転でレストアしているのである。
レストア前は 容器がスピーカーにあたってしまうもんだから、こういうふうにタイヤハウスにビス止めされていた・・・。
・・・容器にこんな角度がついていたのでは、液化したガソリンも隅に溜まってしまい、タンクに戻っていかないだろうが!(怒)
機構の仕組みを理解していない者の、まずい修理の例である。
このマルニ、以前どんな程度のメンテがされていたのか・・・・想像もしたくない。
蒸散ガス液化タンクのはたらき。
下の方から読むとわかりやすい。
気温が高くなるとガソリンタンク内で蒸散ガス(これがたいへん臭い!)が発生するからそれをエンジンに吸わせているんだけど、
夜になって気温が低くなると今度は蒸散ガスが容器内で一部液化して溜まり
それはチューブをとおってガソリンタンク内に自然に戻っていくという仕組みだ。
まぁ、当時の公害対策の装置ですな。
もしトランクルームをあけたとき なんかガソリン臭いな~~ということがあったら
この容器に接続されているゴムホースの破れなどの劣化を疑ってみる。
ちなみにマルニの前期型である通称「丸テール」では この液化タンクの設定が無く、
臭い蒸散ガスはトランクの底に設けられた排出口から大気に放出されている。
(今じゃ ますありえないな~)
そういえば
やり残していた燃料のリターンラインを接続。
内径8ミリホースから6ミリホースへの変換あり。
8mm~6mm変換タケノコ使用。
燃料タンク回りは90%完成。
残りは 燃料タンク注入口のゴムパーツ新品をワロスで買い
鍵付きの燃料キャップとともに取り付けるだけ。
古いゴムパーツは、残念ながら経年劣化で亀裂が入っていたため、交換しなければなない。
細いチューブが、蒸散ガス液化タンクにつながる。
その他の必要な細かいパーツとともに 近々ワロスに注文する予定。















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