BMW2002tii ヒューズボックスのオーバーホール

レストア依頼で預かっているBMW2002tii 角テール。
配線の要、ヒューズボックスのオーバーホールをして取り付ける。
これは、取り外した時の画像。
ヒューズも めちゃくちゃだったねぇ。
ざっとブラシで埃を取って裏紙を外す。
外すそばから 崩壊してきた・・・
まぁ、端子部分はひどい腐食もなく ぽっきり折れてしまう心配はなさそうだ。
裏紙は新調する。
以前パソコンで作った画像データを光沢紙に印刷。
厚紙の裏打ちをして、端子の切り込みを入れて完成
BMW2002角テールの裏紙の画像を載せておく。
色合いは、配線コードの色と合致している。
バッテリに近いところを上流とし、電装品に近いところを下流としている。
赤色はバッテリー直結のライン。1,2番
緑色はイグニッションオンで12Vが来るライン。3、4、12番
紫色はいわゆるアクセサリー電源だ。5,6番
9、10番の黄色系統は左右ヘッドライトロービーム。
11番は左右ハイビーム。
7,8番は前後左右のスモールライト系統。
ヒューズボックスは水洗いしブラシで洗浄
錆や腐食はなるべくこそげ取っておく
このあと エアブローして完全乾燥させる。
配線側のメンテ。
泥棒配線や やばいところは絶縁して補修する。
サビの出た端子は抜いて確認。
先っぽだけだから これならワイヤブラシで錆取りし、接点復活剤を塗れば大丈夫。
端子すべてに接点復活剤を塗布。
これ以上錆びないようにコーティングする意味もあり。
画像をよく見ればわかるが、使われていない端子もある(キズが入っていない)。
信頼のサンハヤト。
複雑なコネクタを確認しながら差し込み
この並びでいいんだね。
書き込みしとかないと わかんなくなるよ
裏紙をはめ込み、防水用のエプトシーラーを貼る。
コネクタをせまいヒューズボックス裏に押し込む。
確認しながら差し込んでいく
確認のうえにも確認して。
集合コネクタ以外の単線コネクタも3本ほどあり。
12番ヒューズ下流にコールドスタートシステム用の配線を追加
エプトシーラーではめあいの防水。
はめ込んだ。水は入るまい。
角テールのヒューズボックス配線図。
新しい銃弾型ヒューズを 配線図を見ながら 接触不良が無いように、しっかり、ぐりぐりしてはめ込む。
白8A 赤16A 青25A の3種類。
新しい透明カバーはワロスから買ってあるのだが、
これからいろいろエンジンルームを覗き込む作業もあるし、
完成して納車するまでの間は古いカバーを埃よけとしてはめて置く。
これでヒューズボックスは完成。
あとは、こういったヒューズの表を作り、プリントして、
ボンネットの裏に貼り付けておくか、車検証入れにでも入れておくとよい。

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です