左サイドシルの後端部の修理その2
この部分、もう少し 切り取ることにしました
ズバッと 茶色い部分はとってしまいます。
1.6ミリ厚の鋼板で作り直しです。
溶接。取りあえず 後端部は ここまでとしておく。
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前側の方から後ろへと進めていきます。
型紙からかたちを起こし
1.6mm厚鋼板から 型紙通りに板金成型したパーツ。
これはサイドシルの内部に隠れている強度を出すための部分です。
溶接の前に防錆剤を塗布する
溶接したら手が届かなくなってしまうからね
下に伸びてる縦のパネルを 製作したパーツで受けるよう、
切り込みを入れて 縦パネルを挟んで溶接します。
溶接完了で研磨、防錆塗装。
この方向から見ると サイドシルが二重、三重となっているのが良くわかる。
内側の部分ができましたら
今度は 外側の部分を作ります。
こちらも1.6mm鋼板で厚めに作ります。サイドシルに強度をだすため。
溶接完了。下部はスポット溶接風にしてあります。
サイドシルのこの部分は最終的に 上にチッピングコート塗料を吹いて
デコボコになるし(左端の黒い部分のように)、
溶接痕が多少残っても この上に取り付けるステンの装飾モールで隠されてしまうので
下手な板金作業も全く見えなくなります。
仕上がりの美しい見栄えよりも、ボディ強度確保優先のメタルワークです。
このように 少しづつ内側、外側と溶接していって 後ろへと進んでいきます。
でかいパネルを1枚でつければ早いではないかと思われるかもしれませんが
10cm程度の細かいパーツで繋いでいく方が 板金成型作業が楽だし、
いろいろと作業上 にしやんには都合がいいです。
次のパーツの型紙と板金成型をしてるところで 正午の鐘。タイムアップです。
この部分の工程の3割まですすんだ、といったところでしょうか。
明日から盆休みをとるのと
盆明けにはちょっとした外科手術のため、
しばらくマルニのレストアはお休みです。
レストア作業の再開は8月末ごろの予定。


















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